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母乳じゃなくても大丈夫! [育児あれこれ]

先週(2/29)のフジテレビ『ザ・ベストハウス123』は、「女性のおっぱいを救う最前線スペシャル!」という特集で、乳がん闘病記や最新の乳がん検診、そして母乳について、とても為になる情報が多かったです。ご覧になった方はどうお感じになったでしょうか。


乳がん検診も気になる話題ではありますが、母乳育児について思う所がいろいろあるので、ブログに記したいと思います。

母乳はママの血液から作られるそうです。まさに赤ちゃんの栄養も「血を分けた子ども」な訳です。

しかし、一番言いたい事を先に書きますと「母乳じゃなくても全然大丈夫!」ということです。

粉ミルクとの混合でも、粉ミルクオンリーでも、問題ありません。むしろ、母乳にこだわりすぎて、ママの産後の身体や精神状態に悪影響を及ぼす事の方が心配です。

母子の絆は、母乳を与えることだけじゃありません。

赤ちゃんは、お腹にいた時から馴染んでいたママの声やにおいをよく知っています。哺乳瓶でミルクを飲む姿も可愛いですよね〜。抱っこしたり、話しかけたり、ママが産後身体を休めながら、赤ちゃんと蜜月な時間を過ごすことの方が、ずっと大切だと私は思います。

出産を控えた女性だけでなく、世の中の多くの人は赤ちゃんが産まれたらママは母乳を与えるのが当たり前、と思っています。でも、実際に出産を経験された方は実感されていると思いますが、「母乳育児」は実はとても大変です。順調に母乳だけで育てられる人の方がずっと少ないのでは。

母乳が詰まって乳房がパンパンに腫れ上がり、焼き付くような痛みに悩まされたり、それがヒドくなると古い母乳が溜まって高熱が出る「乳腺炎」の恐怖にさらされたり、乳頭に傷がついて赤ちゃんに吸われる度に飛び上がるほどの激痛がしたり・・・壮絶な痛みを伴う事も多いのです。

特に、初産の方は「母乳でないといけない。母乳をあげなければ、良いお母さんになれない。」と思い詰めてしまうことがあり、母乳育児に挫折すると、落ち込んだり、自分を責めたりして、産後早々から育児ストレスを抱え込んでしまいます。

私自身も、長女を出産後は母乳ノイローゼのような状態でした。長女は出生児の体重が1,500gほどだったので、母乳は絞って母乳パックに入れ、NICUやGCUにいる赤ちゃんに毎日届けていました。母乳だけでは足りないので、粉ミルクとの混合でした。

赤ちゃんの体重が増えて退院してからも、直接母乳を上げるのは上手くいかず、肩が凝って頭痛がひどいのに、胸の皮膚が消しゴムみたいにボロボロになるまでの、5ヶ月頃まで母乳を絞り続けました。

この「母乳にこだわる」強迫観念が、産後うつを発症してしまった要因のひとつだったと思います。

極端に神経質になり、母乳を絞っている間に泣き出した赤ちゃんに「うるさい!」と怒鳴ってしまったこともありました。そして、そんな自分を責めて、赤ちゃんを抱っこしながら「ごめんね。」と泣きました。

当時、小児科の先生や助産師さんたちからは、「辛かったら、最近の粉ミルクは栄養的にも優れているから、母乳にこだわらなくても大丈夫よ。」とアドバイスされていましたが、耳を貸すことができず。

今思えば、母乳にこだわらずに、赤ちゃんとのんびり過ごす道を選べば良かった、なぜあんなに母乳の呪縛に囚われていたのだろう?と不思議です。

次女の時も、母乳の詰まりや乳頭痛に悩まされました。母乳を絞るのは慣れていたので、ミルクとの混合栄養で、母乳はまた搾乳して上げました。

母乳が生産過剰気味になる産後1ヶ月を過ぎると痛みがおさまり、初めてまともに直母で母乳をあげることが出来るようになりました。しかし、母乳は「おやつ」と呼んであまりこだわらないようにし、次女も長女と同じ5ヶ月で止めてしまいました。

先日の『ザ・ベストハウス123』では、ゴットハンドを持つという助産師さん(福岡市の平田喜代さんという方)が紹介されていました。母乳の出が良くなくて悩んでいるママたちにマッサージを施すと、わずか15秒で溢れるほどの母乳が出てくる、という内容でした。

有名な「桶谷式」というマッサージです。母乳が出にくい原因である、乳房と胸筋の間の基底部と呼ばれる部分の硬直をほぐすことで、血流を改善して母乳の出を良くする達人でした。

その助産師さんが、母乳に悩んでやって来るママたちに対して、優しいアドバイスだけでなく、ママたちの食事について叱っている姿がとても印象的でした。

母乳は、ママの食べたものがダイレクトに影響します。

刺激物、高カロリーの食事を取りすぎると、ドロドロのマズい母乳になってしまうそうです。そのため、赤ちゃんは母乳を嫌がり乳首を吸わなくなるため、ママ達は「母乳が出ていない」と勘違いしてしまう・・・これが問題なのだそうです。

ママに自分の母乳を味見させて、「こんなしょっぱい母乳を、赤ちゃんが飲むと思うか?」と叱るのです。そして、母親になったのだから食事にも注意するように、と母親になったことを自覚させ、赤ちゃんのために自重させるのです。スゴイ!これは衝撃的でした。

日本の粉ミルクは、栄養価も高く優秀です。ママの食事が大きく影響する母乳に比べて、安定して栄養を供給できるという利点もあります。

デメリットがあるとすれば、粉ミルク代がかかるのと、人肌に冷ましてからあげるなど、哺乳瓶に入れて準備するのが面倒だったり、哺乳瓶の消毒の手間が掛かることですかね。

小児科の先生曰く、産後すぐの数日分泌される「初乳」という黄色みの強い母乳は、出来るだけ赤ちゃんに与えたい、免疫たっぷりの栄養だそうです。帝王切開だった私も、助産師さんが初乳を絞ってスポイトで取り、赤ちゃんに運んでくださいました。それ以外は、粉ミルクだけでも大丈夫!だそうです。

粉ミルク万歳!それで何が悪い!負担なら母乳にこだわり過ぎることなかれ。

もし母乳育児が上手くいかなかったとしても、そんなことで罪悪感を感じることはありません。母乳でも、混合でも、粉ミルクのみでも、要は健やかに育ってくれればいいのです!

母乳育児に悩み、思い詰めているママさんたちの心に、このメッセージが届きますように。


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這い上がるママ

皆様、nice!たくさんありがとうございます!

また長文になってしまってスミマセ〜ン。見て頂いて嬉しいです。
by 這い上がるママ (2012-03-07 20:17) 

pukuwanko

はじめまして、ぷくわんこです。
nice! ありがとうございました。
母乳育児、ホントに大変ですよね。
うちの息子もNICUに入っていたので、母乳は絞ってパックに入れて届ける大変さ、よくわかります。
病院でママの食事も重要だと聞かされていたので、結構我慢する食べ物も多かったり。
赤ちゃんにとって、ママが元気である姿が一番ですよね!
by pukuwanko (2012-03-07 21:15) 

kumakichi

妻の誕生日のお祝いメッセージ有難うございました!
母乳育児の大切さを耳にしますけど、母体にとっては
すごい負担なんですね。とても参考になりました。
我が家でも粉ミルクを併用したいと考えてます。^^♪
by kumakichi (2012-03-07 21:40) 

su-nya

ホント、母乳に苦しんでいるすべてのママさんに届いてほしい記事です!

私も母乳にこだわるあまり、赤ちゃんに対して余裕が持てなくなる、
本当に本末転倒な長女の乳児期でした。
そして、次女の時は二人目だからか順調に出ていたのに、うつが再発して、薬をのむために泣く泣く断乳。これもショックでしたが、それでも5ヶ月くらいまでは飲めたのでよかったのだと思います。
その代り、泣き止まないときにつかったおしゃぶり、これを辞めさせるときにすごく苦労しました~
ミルクも慣れれば(長女の時はこれの消毒にも神経質になり苦しみました)
便利で簡単、ママは好きなものが食べられるという利点がありますよね。

母乳外来、無理やり絞ってでも出す!という悪いイメージを持っていたのですが、そういう正しい知識も受けられる桶谷式マッサージ、すごいですね。
でもまたママがきちんとした食生活をしなくては、という呪縛にとらわれそうですが~
ひゃ~人間弱っていると、なんでも些細なことにも呪縛されるのかもしれませんね。オセロの中島さんみたいに…
by su-nya (2012-03-08 05:59) 

這い上がるママ

皆様、コメントをたくさんお寄せ頂きありがとうございます!

>pukuwankoさん、コメントありがとうございます!

ぷくわんこさんのお子さんもNICU卒業だったのですね。産まれたばかりの頃から色んな事を心配したり、もしかしたら、子どもに対して罪悪感を感じたり・・・きっと大変な思いをされたことと思います。

でもね、健やかに育ってくれれば、母乳だろうと粉ミルクだろうと、どっちでもいいのです!ママがゆったりと笑顔を見せることで、敏感な子どもたちの気持ちを、穏やかに、優しくするのだと思います。

私も子どもにiPad使わせてみたいなぁ(Apple Love)。
by 這い上がるママ (2012-03-08 12:46) 

這い上がるママ

>kumakichiさん、コメントありがとうございます!

こんな記事で脅かしてしまったらゴメンナサイ(汗)。

赤ちゃんに余裕で母乳をあげられるパワフッルなママさんもたくさんいらっしゃいます。添い乳(添い寝しながら授乳)で赤ちゃんを寝かしつける方もいますからね〜。

今から心配しなくても、産まれてからの奥様と赤ちゃんの様子で病院の助産師さんなどに相談されると良いと思います。ゴットハンドを持つベテランの助産師さんが、どこの産科にも大抵居らっしゃいます(笑)。

ただ、もし母乳育児が上手くいかなくても、若葉マークのママたちに「そんなことで罪悪感を感じることないよ!」と伝えたかったのです。
by 這い上がるママ (2012-03-08 12:55) 

這い上がるママ

>su-nyaさん、コメントありがとうございます!

長女が産まれた頃は、「母乳が素晴らしいキャンペーン」みたいなことをやっていて、テレビなどでも盛んに母乳が良い!と報じていました。そのため、精神的にも体力的にも随分無理をしてしまいました。

その後、母乳育児がうまくいかない母親たちへの配慮からか、このキャンペーンは下火になり、ママの負担を軽減する方が重視されるように、医療現場でも変わってきたような気がします。5年後、次女を出産した時にそう感じました。

su-nyaさんも同じ思いを抱かれていると思いますが、真面目なママほど過度な神経質に陥りやすいというのは本当に気の毒です。これからも本音で、悩めるママたちにメッセージを発信していきたいと思います!
by 這い上がるママ (2012-03-08 13:06) 

まゆみっふぃ

うちはほとんど粉ミルクでした・・・・^^
by まゆみっふぃ (2012-03-08 16:03) 

這い上がるママ

>まゆみふぃさん、コメントありがとうございます!

ママそれぞれに合わせて、便利なものも利用しながら育児を進めれば良いと思います。長女の時は布おむつも買ってみたけれど、オール紙オムツでしたし(笑)。
by 這い上がるママ (2012-03-08 19:06) 

ひとみ

過去記事にコメント失礼します。
まさに現在母乳ノイローゼ、そこから産後鬱になっていました私にとって、救われるような記事でした。
心が軽くなりました。本当にありがとうございます。
by ひとみ (2015-02-08 08:22) 

這い上がるママ

>ひとみさん、コメントありがとうございます!

過去記事の方が気合いが入っていたので(笑)、読んでいただけて嬉しいです。子供はどこからかアッという間に育って大きくなってしまいますよ〜。焦ったり思い詰めず、可愛い赤ちゃん時代を楽しんで過ごしてくださいね!
by 這い上がるママ (2015-02-16 01:30) 

ゆみか

時差がありすみません。
母乳がでず悩んでいたところ、こちらの記事にたどり着きました。
涙がでました。

上の子を母乳で育てたので、今回も母乳がでるとばかり思っていました。
現在生後1ヶ月です、すでに母乳がほぼ枯れていて、それを無理矢理くわえさせるのも赤ちゃんに申し訳なく泣けてきます。

一度桶谷式に行って、だめそうだったら、諦めます!
ミルクはミルクで、家族も授乳に参加でき、みんなとスキンシップができる素敵なチャンスだと言い聞かせポジティブに頑張ります。

あっという間に過ぎ去ってしまう可愛い赤ちゃんの時を、鬱々とした気持ちで過ごすより笑顔で送れることを優先したほうがいいですね!
ご自身の体験談も、本当に参考になりました。


素敵な記事を書いてくださり、
本当にありがとうございました



by ゆみか (2016-06-17 17:31) 

這い上がるママ

>ゆみかさん、コメントありがとうございます!

ブログを全然更新できずに放ったらかしなのに読んでいただいてありがとうございます。とても嬉しいです‼︎

ずいぶん前に書いた記事ですが、今も母乳育児に悩みを抱えているママさんたちは沢山いらっしゃると思います。お気持ちが少しでも楽になられたなら幸いです。

あまり思い詰めずに、赤ちゃんのぬくもりやあどけない可愛らしさを存分に楽しんで過ごしてください。

産後はご自身の体も大事になさってくださいね。

by 這い上がるママ (2016-06-18 03:15) 

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